岡野史佳を読む

人生に多大な影響を与えた岡野作品のことを綴ります

ハッピー・トーク 第2話 すてきな魔法 (1990年 ララ8月号)

 デイジーちゃんがゾウを出して、キャンペーンガールになる回です。

ノエルとのやり取りで、この当時のイギリスの暗い部分も描いてますよね。不衛生、子供の過酷な労働、身分社会等々。あまり深刻になり過ぎないところが良いです。

さて、グレンの記事のおかげでマリイの手がかりが見つかり、ハミルトン商会へ。メイベルさんとの出会い、そして怪しい事務員のグランディス(アーシュラ)さんが登場。この事件前夜のどきどき感がたまりませんね。

 

以下メモ (ページ番号は単行本のもの)

P58 デイリーベルズの社員は3人でーす

P59 リボンはママのお古

P65 1/4スペース

ここで一応舞台が19世紀末ということがわかります。だからオリバー・ツイストよりはちょっとだけ後なんですよね。描かれる風景なんかにも注目していきたいところ。

P70 「トランク泥棒じゃなくて友だちって言ったのよ」

P73 グレンとノエルの生い立ちについて

P82 デイジーが魔法をビジネスにしようと思い立った瞬間

P85 ハミルトン商会はファーリンドンにあります

P90 ジュモーのビスクドールなんですよね。職業柄時々目にするのですが、いつもアーシュラさんのことを思い出しちゃう。