ハッピー・トーク 第3話 グレンの夢 (1990年 ララ9月号)
デイジー、マリーの半身と再会するの巻。
タイトルは「グレンの夢」となっているのですが、弟と暮らしたい、新聞記者として身を立てたい、というグレンの実直な青年らしさを感じます。贋金事件を追う、熱血な正義漢っぷりも良いですよね。
この回で印象的なのは、魔法が偏在してるって感じられるようなデイジーの語り。
「そんなふうにマジックはどこにでもひそんでるの えんぴつの先っぽ 時計のふりこ 雨にぬれた舗道 ランプのほや ドアのすきま 帽子のリボン 花のつぼみ ラズベリージャム 郵便切手 魔法使いってそれをうまく見つけられる人のことよ」
なんか、自分でも魔法が使えるようになるんじゃないかなーとさえ思っちゃう。
そしてグレンと馬車の二階に乗る時に歌うのと、ノエルたちと新聞売りをするミュージカルっぽいところ。"Ride a cock horse to Banbury Cross"と"Heigh-Ho, The Carrion Crow"、どちらも童謡ですね。デイジーは歌が好きなのだなあ。
さて、グランディスさんもといアーシュラさんも怪しげな行動を開始するわけですが、これ、岡野先生絶対ナディア観てたよなあ……と思ってます。
以下メモ (ページ番号は単行本のもの)
P98 キドニーパイを焦がすデイジー。私がキドニーパイの存在を知ったのって、巣田祐里子さんであったのよ。しかし実際に食べることができたのはずいぶんと後になってからでありました。
P103 1/4スペース
岡野史佳先生はムーミン原作派。アンパンマンではしょくぱんまんが一番好き。
P113
昔フロリン銀貨を買おうとして、値段見てあきらめたことがあります。